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灯桜
非桜
根桜
上から目線
さて、大変長らくお留守しましたが、ブログ再開です。
今までの投稿の加筆・変更から始めて行きますので、宜しくお願い致します。
<シリーズ・アドラー心理学キーワード>
【生きる力/つながり】
アドラー心理学のキーワードを自身の体験も織り混ぜながら取り上げて参ります。
各ワードは、互いに密接に関わりあっていますので、その辺りも意識して綴って行きます。
*「勇気づけ」
岩井俊憲先生のロングセラー書の1つに「勇気づけの心理学」がありますが、正に最重要キーワードです。
アドラー心理学では、ビル高層階から乗り出した動画をアップしたり、怖い人の前でクラッカーを鳴らしたりする行為は勇気ではなく蛮勇として区別しています。
勇気づけとは、困難を克服する活力を与える事であり、治療やカウンセリング、更には、教育現場、職場、家庭等の日常生活に於いても使います。
この具体的な技法等は、ヒューマンギルドが開発したELM等のワークショップで身に付ける事ができますし、今後のキーワードでも少し取り上げて行きます。
ここではベースとなる考え方についてご紹介しておきましょう。
さて、勇気づけには自分に対するものと相手に対するものがあります。
自分が勇気づいてないと相手への勇気づけは難しいでしょう。
先ずは自分が元気になってから、対人関係改善に臨みます。
その為には先ず自己受容が重要です。
自己受容の観点からは、課題の分離と言う技法に関連した「嫌われる勇気」と言う超有名なワードが思い浮かびます。
同じく、アドラーや弟子のドライカースが使った「不完全である勇気」も自己受容にとって重要ですね。
人は、神の様に100%完全ではありませんが、前向きに失敗から学ぶ力を与えて頂いている事には感謝しながら、自分に対してヨイ出したいものです。
それから、相手に対しては尊敬・信頼。
自分が勇気づいていれば、相手と主観が違ってもそれを認め、感情を流し冷静に解決策を見出だす事ができます。
また、実存主義で言っている自己決定性、自力救済にも大きな力を与えます。
最後に、ほめる事と勇気づけの違いについて書いておきましょう。
ほめる/勇気づける
達成の結果に対して/失敗した時も
与える側の関心で/与えられる側の関心で
上からの評価・ほうび目線/横並びのリスペクト・信頼・共感目線
行為者に対して/行為に対して
競争や不正をあおる/自立心が育まれる
その場限り/継続性
外発的動機づけの一つ/内発的動機づけ
*「共同体感覚」
アドラー心理学が目指す理想です。
人間共同体への積極的な所属と参加のつながり感覚の事で、以後詳しく取り上げて行きますが、尊敬・信頼、貢献感、所属感、共感、協力が挙げられています。
心身共に健康を保ち幸福な人生を送りたい方は、是非この感覚を強化して下さい。
尚、ここで言う共同体とは、人生の課題にリンクして、自分、家族、社会から宇宙に至るまで、実に大風呂敷です。
勇気と共同体感覚は、車の両輪と言われています。
<シリーズ・アメブロ過去記事の復刻>
今の人生に於ける課題解決や困難克服をして心の健康、幸福を目指すとしたら、どうすれば良いでしょうか?
今までの本ブログをお読みの方は、お分かりですね。
相手ではなく、自分の使っているスタイルを変える事です。
どこに向かって変えるかについては、アドラー心理学では、理想型ではありますが、様々な価値観で臨んでも違和感を感じさせない明確なモデル、共同体感覚と言うのを考えています。
変えるに手っ取り早いのは、「ELM」等のワークで自他の勇気づけを学び、実践する事です。
ここで嵐・MJのカッコイイ言葉を載っけておきます。
無理?諦めるの?
ひとりぼっちで悩んだり、苦しんだり
でも、僕も同じだよ
みんな同じ
それを乗り越えるのは自分自身を変える
勇気を持って前に進む
苦しみを超えて
悩みを超えて
不安を超えて
たくさんの流した涙はいつか必ず成功に繋がると僕は信じてる