<シリーズ・アドラー心理学キーワード>
【自然ってイイね/ロンリネスを招く結末/分け隔てせよ】
*「自然の結末」
親のキーワードを前回取り上げましたので、今回から、技法も含め家庭等に関わるキーワードを少し取り上げて行きます。
これらはスパルタでも、放任でも、ほめるでもない、勇気づけ・アドラー心理学をベースにした子育てのプログラムで使われる用語です。
一方、キーワード・良い親で書いた先回りは、勇気をくじく親の非建設的な操作・支配となります。
傘を持たずに出かけた子供を独断で迎えに行ってはいけません。
濡れて帰るか、コンビニ傘を自腹するか等してもらいます。
自然の結末である失敗体験から学ぶ貴重な機会を逃す手はないのです。
但し、安全上の問題がある場合や自分にも結末が降りかかって来る様な時には使いません。
また、幼い等で建設的なやり方を知らなかったり、相談されたりした場合には、協力して解決を目指します。
*「論理的結末」
前のキーワードと同じく子供の自立を援助する技法。
自然の結末と異なり、事が起きるのを予測しての対処になります。
これには2種類あって、1つ目は、予測される自然の結末を予め伝えて、非建設的な言動を止めるか続けるかを選んでもらうもの。
もう1つは、非建設的言動に対する親の対応を予めルールとして決めておき、それをした時にどうするか選んでもらうもの。
どちらにも2つの要件があります。
1つは、複数の代替案から自由に結末を選択してもらう事。
これにより、自分でやり方を決めている事、そして選び直す事ができると言う自己決定性、目的論に気付いてもらえます。
もう1つは、言動と結末の間に必然的な関係がある事。
これは、ルールとそれに従わなかった場合の対処を両者で決めるんですが、論理的必然性と言うのを間違えると勇気づけの対極にある単なる罰による操作・支配になる危険があります。
目立つ例を挙げると
× いつも友達と仲良くできないな。前に言った様にこれから当分の間小遣いの支給停止だ!
〇 友達と仲良く遊ばないと楽しくなくなってしまうね。だからそれができなければ遊ぶ事ができないと決めてあったでしょう。一週間どちらがいいか選んでもらうね。
といった具合です。
また形の上だけ論理的でも、感情を使うと子供は支配目的を見透かしてしまいます。
くれぐれも穏やかに!
上から道徳を振りかざして罰する気持ちが勇気くじきを招きます。
注意すべきは、双方納得の上と言う事で、お互いに尊敬・信頼関係が成り立っていなければなりません。
なので、非建設的言動が関心引きのうちなら効果的ですが、主導権争いに進んでいたら、先ず勇気づけ等で、この信頼関係を築きます。
更に、結末の予測は子供自身にしてもらい、「どうなると思う?」と聞く等して援助したり、また「どうしたらいいと思う?」と建設的なやり方を子供に考えてもらう様に促すと効果絶大です。
仰々しく論理的と名前が付いているくらいで、冷静に考えれば正しく使えると思いますが、先述の様に結果が正反対になる事には要注意ですね。
この辺のポイントを押さえておけば、自立力がメキメキ付いて来ます。
前回から、2つの結末を使う技法をご紹介して来ましたが、子供に限らず、企業等、教育全般に応用できる技法である事は、皆さんお気付きかと思います。
冒頭<勇気づけ通信>でご紹介している「SMILE」で是非身に付けて頂けたらと思います。
*「課題の分離」
これは超有名ですね。
岸見一郎先生の超ベストセラー書「嫌われる勇気」にもしっかり取り上げられてます。
アドラーの影響を受けたカールロジャーズの弟子であるトマスゴードン・親業からの逆輸入の言葉の様です。
相手の課題を放置したら不利益を相手だけが被る場合、それには立ち入らないと言う大原則です。
先のキーワード・自然の結末は、正にこれですね。
宿題をしないで勉強が遅れるのは、親の課題ではありません。
つい小言を言いたくなるのですが、一時的に従う事があっても、先回りされた事で、被操作・被支配感が起こり、反発なんかで逆効果となります。
買い物でも宗教でも押し売りされると、「ニーズ無きところにサプライ無し」と言ってやりたくなるでしょ。
相手の課題への浸入と言うエネルギーの無駄遣いを止め、自立を促す事で、楽に効果を待ちましょう。
但し、突き放すのではなく、相手が相談して来た様な場合には、共同の課題として共に解決に向かう様協力します。
逆に子の立場からすると、毒親が世間に撒き散らしたものを、自分が消毒する必要はありません。
また、毒親の承認を得たいが故に、その同じ毒メガネを掛け続ける事も不要です。
親だけでなく、他者の評価が気になって仕方がない方。
嫌われる勇気ですよ!
例えば、人の力が及ばない状況や相手の主観でしかできない判断で、あなたが評価されたり悪口を言われたとしても、これで心の健
康を支配されてはいけません。
毒親や他人の感情・気分が波立つ事はあなたの課題ではありませんから。
課題の分離に慣れて来ると、もつれた糸がほぐれ、対人関係が随分楽になるものです。
<シリーズ・ロケの嵐・1>
コンサート等、相変わらず生嵐にはたどり着きにくい状況が続いています。
そんな中、それ以外のお楽しみを考えてみますと、ゆかり?の地探し、やはりロケ地探訪なんぞを楽しまれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
仕事でしばらく住んでいた時もそうでしたが、東京近辺は何げにロケ現場に出くわしたりする事もありますし、お住まいの近くにかつてのロケ地があるってな事も、珍しくはないですよね。
嵐関係に直接出くわすのは奇跡としても、以前のドラマ、映画、バラエティー等の該当地は山ほどあって、お時間のある方は随時お楽しみ頂けるのではないかと思います。
一方、当地方の該当地は意外に多いのですが、それでも短時間で気軽に回れると思います。
コンサート後に立ち寄られる方もいらっしゃる様ですね。
それでは北部からご紹介して行きましょう。
最初期のバラエティー「真夜中の嵐」では、相葉さんが1人みそぎで長良川に浸かっています。
葛懸神社のお祭りで夜、若い人達に囲まれてしまった為、急遽早朝に代わった過酷ロケには頭が下がります。
ここは、惜しまれつつ廃線となった名鉄岐阜市内線と揖斐・谷汲線の接続駅である忠節が程近いです。
鉄道好きのコラムニスト泉麻人さんが、忠節橋付近の市内線電車の写真を雑誌で紹介されてた事があります。
確かに鉄系には有名な地点ですが、まさかアイドルが近くでロケをしていたとは!
また、JR岐阜駅前では視聴者さんからの手紙を読んでましたね。
同番組では、ニノさんがJR千種駅近くの予備校寮を訪ねたり、同駅からやはり相葉さんが中央線に乗って長野方面に向かっています。
さて、にのあいと言えば、映画「黄色い涙」ロケ地の江南から少し北に向かった犬山。
「嵐の城下町」の国宝犬山城編で、周辺の各所も巡ります。
お城の前で五平餅食べてましたね。
こちらはからくり展示館。
共栄電気さんは沖縄に引っ越しされたらしいです。
また渡辺健一トリックアート館も名古屋地下鉄鶴舞線の杁中に移転しています。
休館日をかいくぐって行って参りました。
ニノさんが見ていた、ぐるんぐるん回るだまし絵と函館の夜景、ロケの紹介写真もしっかり観れました。
他の作品群も、アイデア、謎解き、等が楽しめ、デートスポットなのか、カップルがひっきりなしに訪ねて来てましたね。
案内をして頂いた方、見覚えあると思ったら、やはり犬山にあった頃にニノさんと出演されていらした方でした。
誰が来るか知らされてなく、いきなりロケバスが止まって入って来られたので面食らったそうです。
さて犬山に戻ってグルメスポット、フランス創作料理のなり多さんでは、相葉さんを人力車で引っ張った女将さんが、親切に店内ロケ場所を案内してくれました。
勿論、料理も素晴らしかったです。
サイトウハムさんは、名鉄犬山駅を越えた反対側になります。
犬山と言えば、コンサートのMCでもニノさんが触れていた明治村。
フジ系ドラマ「オリエント急行殺人事件」から始まり、アカデミー主演男優受賞作「母と暮らせば」、ドラマ「坊っちゃん」と立て続けにロケがありました。
階段教室や漱石邸等、沢山出て来ます。
名古屋市内に来ると、お城近くでは、建物外観のみでしたが、「花男・2」の大河原家は市政資料館で、アドラー心理学・岩井俊憲先生の講座もここの研修室で開催された事があります。
花男2・メイキングDVDの展示
翔さん幼少期のヌード写真は、家族旅行で訪れた名古屋城で撮影されたものでした。
何故か相葉さんも多く、石垣とお堀で2回番組を録ってますね。
どちらも地下鉄名城線の市役所駅が最寄りです。
さて南部編に参ります。
「志む動」の相葉さん、フィギュアスケートのスター選手を多く輩出した、地下鉄鶴舞線大須観音駅近くのスケートリンクから、近くのビジネスホテルまで、馬に跨がり、村上佳菜子選手と行進しました。
そのコンビでは、豊橋動物園他にも行ってますね。
多忙なコンサート中にも拘らず、名古屋の劇場で舞台挨拶した相葉さん主演の「デビクロくんの恋と魔法」、ラストは名鉄常滑線終点の中部国際空港でのシーンでした。
コンサート中と言えば、翔さんも「特上カバチ」の番宣で、ひつまぶしの名店、あつた蓬莱軒から生中継していますね。
地下鉄名城線の伝馬町から行けます。
翔さんは、24時間TVダーツの旅的で知多半島を巡りましたが、ニノさんも来ています。
日テレ系「日本調査」と言うソロ・バラエティーの先駆け的特番で、愛知こどもの国、知多郡榊原農場、カッパの花ちゃん坂、河和駅頭ロケ等がありましたが、企画のゆるさに対し、福岡ファイナルと紅白リハの狭間にあって、体を張った激しい運動の方、ご苦労様でした。
でもインドア派のニノさんには、良い刺激でしょうか?
牧場の牛さんとの絡みも手馴れた感じでしたし、地元の方々にも光差す天使の様に接しておられて、気持ちのいい番組でした。
名鉄河和口駅近くのカッパの花ちゃん坂は、自転車マニアには有名な急坂らしく、歩いて登るだけでも息が切れるのに、マウンテンバイクとはかなり無謀です。
ここがニノさんの倒れ込んだ地点。
名鉄河和駅頭の花屋さんも訪ねました。
サトシックの店員さんにもお話をお聴きした後、家に持ち帰る薔薇を購入。
愛知こどもの国は、我が娘が小さい頃に頻繁に出かけているので、探訪済みと致します。
ここは石炭を焚くモノホンのSLが人気を呼んでいて、その筋にも知られています。
さて、三河に戻ると、ナゴヤドームLOVE魂で大野さんご本人から予告された美術館ロケがありましたが、名古屋ではなく、監督お気に入りの豊田市美術館でした。
建物自体も美術品として評判ですし、展示の方も、フランシス・ベーコンからアラーキー写真展、ジブリの立体建造物展、学生時代を過した愛知長久手で描かれた作品を含む奈良美智展等と多彩で、沢山の人が訪ねて来ます。
フジのドラマ「鍵のかかった部屋SP」で、大野さん始め主要キャストが訪れました。
10/6日曜の営業時間内は、外で戸田恵梨香さん他の撮影が行われましたが、大ちゃんは、この日の営業時間後と翌休館日の月曜に撮りがありました。
月曜の撮影自体は7時から21時近くまでかかったそうです。
犯行のトリックに使われた偏光フィルターは自分も昔撮影で使った事がありますが、ガラス等の反射光をカットするのにも有効です。
室内のロケ場所はここ。
名鉄豊田市駅からすぐで、愛環線もすぐ脇を通っています。
そしてつい最近の「しやがれ」、翔さんの「いきなり取材コーナー」にまさかの地点登場。
日本一裕福と言われる飛島村で食べた卵サンド。
そしてその前、奈良県にある、近鉄とJR接続駅の方が見所が多いと思ってましたが、何と名鉄西尾線の桜井駅の方へお越し頂くとは!
映画「黄色い涙」に登場したジャズ喫茶SHIPを想い出させる内装の喫茶「こだま」では、こちらも番組で絶賛されたエッグサンドを昼食として頂きました。
その後、翔くん着席のシートにかけて、隣にいた気さくなママさんとお話ししました。
総勢10人程のスタッフ連でしたが、30分程でロケは終わったそうです。
当日は定休の火曜だったので、急きょ先述のサンドと、何と、あかまむしドリンクが出されたのですが、後日、このまむしメーカーさんが、宣伝になりましたとお礼に来られたとの事。
更に、翔くんファンだと言う地元の新聞社の男性記者が取材に訪れ、大きな記事になっています。
ビッグネームならではの影響の大きさですね。
今でも時々ファンがやって来るそうですが、コンサートの翌日なんかは全国区での賑わいだったとか。
桜井の町に来て下さいと投書し、今回のロケのきっかけを作られた女性の訪門もあったそうで、盛り上がってますね。
次に訪ねた櫻井翔ならぬ桜井小ですが、予想通りセキュリティがしっかりで、外観のみ見て来ました。
ただ、翔くんが侵入した通用口は駐車場に面していてすぐ分かりました。
更に足を伸ばして行った古時計の館は不定期開館の様でご覧の通り。
引きの弱さは関係なさそう。
最後に桜井の地名の由来となった桜井戸。
やはりワンくんに吠えられました。
道中ビニールハウスがあちこちに観られましたが、皆いちじくを作っているんでしょうか。
地味さがかえって面白さを誘い、狙い通りのコーナーでした。
その「しやがれ」の作ってみようコーナーで訪ねた三重県桑名郡の錦見鋳造では、大野さんが、「あっつい!あっつい!」と言いながら魔法のフライパンを作り上げました。
そして、近くのナガシマスパーランドでは、「VS嵐SP」で、熱湯ジョッキを持って乗るジェットコースター。
早朝の新幹線に乗ってロケに臨んだのは、にのあいでしたが、相変わらずの過酷さが、伝統として受け継がれています。
そして「しやがれ/小っちゃな野望」では、やはりニノさんが、同所プールの迷子センターでお子さんとのコミュニケーション。
これも、今までの番組での取り組みの成果か、楽しく観る事ができました。
同所ではその後、スピンコースター「嵐」が登場し、人気を集めています。
事務所との関係はどうなんでしょう。
<シリーズ・旅の写真帳>
YouTubeでの復活運転の動画と同じく、函館本線の小沢-倶知安を行くC62。
ここにご紹介する写真の方は、現役時代、重連の急行「ニセコ」です。
函館本線長万部ではD52の活躍も撮れました。
更に、蝦夷富士をバックにD51が力走の函館本線大沼付近です。
この撮影地点にたどり着くまでに、腰まで雪に埋まりました。
さて、♪連絡船に乗り♪東北に入ります。
長時間の乗船なので夜間の利用でした。
ごった返した待合室や列をなして乗りこんだのが懐かしい思い出です。
それが寝台に横になって海底駅を覗きながらあっと言う間に通過したと思ったら、今度は缶コーヒーを飲みながら新幹線なんですね。
さて、秋田県、奥羽本線の東能代にいた変わり種。
DF90は、国鉄に引き取られたメーカー試作ディーゼル機の中の一両で、常磐線列車や当地区の入換えに供されていました。
そして、旧式のディーゼル車を改造した架線試験車キヤ92です。
ローズピンク色をした、ドクターイエロー在来線バージョンの1つですね。
青森県の弘前と東能代を結び、最近も観光路線として話題の多い五能線には、8620型が沢山走っていました。
能代で上りの発車です。
その後、線路づたいに反対側へ歩き、米代川対岸から下りを狙おうと鉄橋を渡り始めたのですが...。
保線の方が使うレール脇の通路を利用したものの、中程の所で、木の板が腐ってひどい歯抜け状態となって来ました。
大きなすき間からは、前日の悪天候のせいで水かさが増し、凄い勢いで流れているのが見えますし、強い風に雪も舞っています。
無理して長い道のりの歯抜けを来たので戻る気にもなれず、何をしても怖い完全な立ち往生状態です。
ステップのない煙突のてっぺんに取り残された様な感じでしょうか。
思案の末、線路の中央を突破する事にしました。
こちらの敷き板もほとんど無くなり、その下の丈夫な枕木は元々歯抜けです。
すき間恐怖は更に増す事に。
しかも、歩き難いピッチなので、足を滑らせたら最後、新聞ネタです。
ダイヤで列車が来ないのは分かってましたが、もう生きて帰れないと覚悟したひとときでした。
その結果がこれです。
以後この様な無謀さは影を潜めました。
(続く)